私がお金を稼げないのは、お父さんのせいだ

そんなこと一瞬でも思ったことなかったのですが、自分の願望実現や経済的な不安やこじれは、父親の呪縛だと言っている人がいて、


あまりにピンと来なさすぎて、でもこれはあまりにも不自然なピンと来なさ、つまり自分で気がついていないか、見ようとしていないかもと思って掘ってみました。


見えてきたものとは、、、、

深い池に石を落とすように、何度か自分に問いかけてみました。


私が、稼げないのは、お父さんのせい?

ん?絶対違う気がするんだけど、そもそも、人のせいにするのは好きくないし。

でも、もし、もし、そうだったとしたら、私は何をお父さんに投影していたの???


・・・・・・


全然、答えが返ってこない。

でも、ポラロイド写真が浮かび上がってくるかのように、少しずつ輪郭がはっきりして、分かったことがありました。


***

私のお父さんは、普通のサラリーマン。郊外から都心に通勤して、たまに出張、異動もあったりする一般企業に勤める日本のお父さん。家系的にいっても優秀で学歴は高く、建築士の資格も持っていたからそれ関係のお仕事。転勤はあったけど、転職をすることもなく、それなりに安定したサラリーマン生活だったと思う。それに、明るい性格なので、家で会社の文句を言っていたりしたこともなかった。

むしろ、かなり距離をとって話す会社の人たちのエピソードは家族の大爆笑をよんでいました。


でもね、全然楽しそうではなかった。

会社勤めで、心が全然喜んでいないことが私には伝わってきた。

私は、お父さんの性質を受け継いだ部分も大きくて、お父さんがしんどそうなのをすごくすごく敏感に感じていた。


朝もあ〜行きたくないんだろうなって思ってた。

何も言ってないけど、しんどそうだった。ウキウキとはかけ離れてた。役割を果たそうとしているお父さんだった。


土日家でリラックスている時とか、だいぶ偏っているけど自分のお説を話している時の方が、何倍も何十倍もお父さんというか、その人自身だった。


付き合いの接待、土日のゴルフ。

全部全部しんどそうやった。緊張して、役割を果たさねばと肩に力が入って。

周りに気を遣って、言いたくもないお世辞を言って、お腹を壊して。


私は、自分のことのように辛かった。

私は、お父さんのことが大好きだったから、可哀想だ、っていつも無意識に感じていた。


だから、会社勤めは悪者だった。

楽しくもない、クリエイティブそうでもない、やりたくないことを押し付けられて、

緊張感と義務感の中で何十年もお金のために働かなきゃいけい、地獄みたいな檻に閉じ込められている、と思っていた。


こんなに可愛らしくて、面白くて、ユニークなお父さんが潰される!

私は社畜なんて絶対なりたくない!って小さい頃から思ってた。


だから、今でも背広を着ている人見ると、かわいそーー、絶対やりたくない仕事なんだろうなって思うし、都心で気取ってる働く女性とか見ると、痛いなーとか自動的に思ってしまう。


それよりも、知的好奇心を追求する学者とか、

自分の感性を表現するアーティストとかに憧れた。

自分が出せるから。

そっちの苦しみもあるし、サラリーマンだってクリエイティブにやってる人たくさんいると今だったら分かるけど、


どんなにいいと言われる企業だって、お給料がよくたって、

自分の大事なものを削られるなんて!!ゼッタイゼッタイゼッタイ嫌だと思っていた。


つまり、私にとってはさ、


お金を稼ぐ=サラリーマン=自分の魂を売る


という公式が出来上がってた。


楽しんでお金を稼ぐ、仕事が楽しい、仕事が趣味、好きな人と楽しみながら仕事をする、

全部は???何言ってんの?と思ってた。


お金を稼ぐってさ、やりたくもないことを、狭い部屋の中で、こちょこちょなんかやって、

全然自分好みでない人や、ものや、雰囲気に合わせて、自分を押し殺して、気を遣って、

その代わりに「はい、どうぞ」って差し出されるものだと強く思ってたみたい。


今は、私も色々経験したし、時代も変革期を迎えているから、お金に関する考えも変わったし、自分の好きな人と好きなことをしてお金を稼ぐっていう経験もしてきた。

でも、怖いねーーー思い込みって。


ここまでダイレクトな言い回しじゃなかったら、ここまで掘り下げることなかった。

私は、人のせいにするより、自分のせいにするタイプだから、全然ここに気がついてなかったよ。お金や仕事に自信がないのは、自分が未熟で、緊張しいて、プライドが高くて、失敗が怖いからだーーってだけ思ってた。


もちろん、お父さん個人のせいじゃないし、私は人のせいにするっていうのが好きじゃないんだけど、

自分の大好きな人が苦しむ姿を見て、

お金=自分を押し殺して得るもの と思っていたんだねーー

こうなったらさ、大好きなお父さんに、私が楽しんで、好きな人と仕事して、

バンバン稼いでる姿見せたいな。


お金はさ、自分の得意なことで、もちろんそれを磨きながら、誰かの役に立ったり、問題を解決したら流れてくるものだよね。間違えちゃいけない。悪者にしちゃいけない。


自分はできないって恐れの殻に逃げ込んでてても、何にも変わらない。責められたくないから、自分を責めてるだけ。(私です・・・)


得意っていっても、天才みたいにすぐできるわけじゃない。自分がやりたいな、得意だなっていうものを自分で決めて、失敗しながら経験積んで、自分で自分の才能や能力を育ててく。


と思ったら、私、普通にやらなきゃいけないことっていうか、自分を育てるために出来ることたくさんありました。


ヨガにしろ、表現にしろ、最近始めた子供向けのワークショップにしろ、ライターにしろ、細かい事務作業にしろ、


自分の欲を自分で満たすために、気合い入れ直します!!!


気づきをありがとう。お父さん。っていうか、このお父さん像も間違ってるかもしれないよね。私の思い込みだけで。恥ずかしくて本人には言えません笑


そして、長い気づきの文章を読んでくれてありがとうございます。


毎度ながら、書きながら気がついていくので、テンションや言ってることのレベルまちまちですが、とてもスッキリコンです。

それではでは、

良い夜のひと時を

マルチアーティストさとここにし

Satoko Konishi

マルチアーティストさとここにしのofficial website

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